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建築計画の概要
平塚市は東京から南西方向に
約60km、相模湾に面し、神奈川県のほぼ中央にあります。 東京駅からは、東海道線で約1時間、人口約25万人を擁しながら、
約4.8kmの海岸線と背後に丹沢・大山山麓、西方には富士・箱根連山を仰 ぎ見ることができる温暖な気候に恵まれたまちです。古くは、湘南平塚七夕ま
つり、最近ではJリーグ(J2)の湘南ベルマーレのホームタウンとしてご存 知の方もおられると思います。
平塚市は、神奈川県・平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市、大磯町、県民の共 同作品として策定された計画である、「湘南なぎさプラン」の中心地域です。 この計画は、湘南海岸地域の自然環境の保全、育成を図りながら、よりよい環境の創造と海岸文化の形成を目指しています。
この「湘南なぎさプラン」と並行して平塚市は、都市マスタープランを策定しており、平塚駅を中心とした「都市拠点を中心に、南は平塚海岸の水辺とのふれあい拠点と結び、北へは総合公園へ至る南北の都市空間をシンボル軸とし、景観に配慮した美しいまちづくりを進める。」こととしています。
平塚駅から平塚海岸までの歩いて約20分の「湘南なぎさプロムナー
ド」と名付けられた道路には、両側にそれぞれ5.5mの広い歩道と松の植え
込みが設けられています。 電柱も電線も無いこの道は、小さな子供からご老人にいたる市民が安
心して散歩を楽しめる空間であり、ここを訪れる他所の方に、「空が広いね え」と賞賛される平塚市民が誇る道です。 特にこの道の中ほどから海岸にか
けては、長年に及ぶ市民の努力を反映して黒松を中心とした豊富な緑の間から 家々の屋根が見え隠れする豊かな景観を作り出しています。
このような地区に、昨年(2004年)の11月、今年の1月に、降 って湧いたように相次いで2件の建築計画が出てきました。
一つは、ふれあい平塚ホスピタルの建替え工事計画であり、もう一 つは高層マンションの新築計画です。 どちらも、平塚駅から約12分ほどの
この道路に面した敷地に計画されています。 この敷地は、もともと、杏雲堂平塚病院(本院は御茶ノ水にある老舗
の病院)が所有していましたが、ふれあい平塚ホスピタルと高層マンションの 建築を予定している事業者に売却されたものです。
【ふれあい平塚ホスピタル建替え工事】
工事件名 : ふれあい平塚ホスピタル 建築主 :
(有)メディカルヘルスクラブ(医療法人社団 康心会) 設計者 : M伊藤喜三郎建築研究所 横浜支所 建築物 : 主要用途
病院・有料老人ホーム 工事種別 増築 建蔽率 46.73%(規制建蔽率 60%) 容積率
198.03%(規制容積率 200%) 高さ 最高の高さ 33.12m、最高の軒の高さ 32.29m
【(仮称)平塚袖ヶ浜計画新築工事】
工事名称 : (仮称)平塚袖ヶ浜計画 建築主 : 東京建物株式会社
東急不動産株式会社 三菱地所株式 会社 設計者 : 株式会社淺沼組東京本店一級建築士事務所 計画規模 : A棟
地上16階建(一部地下1階)高さ 49.13m
計画建蔽率 46.92%(規制建蔽率 60%) 計画容積率 199.98%(規制容積率 200%) 用途地域 第一種住居地域(東道路より50mまで)
第一種中高層住居専用地域(道路より50m以西) B棟 地上5階建(一部地下1階) 高さ
15m(最
高限高度地区(15m)) 計画建蔽率 52.54%(規制建蔽率 60%) 計画容積率 174.83%(規制容積率 200%) 用途地域 第一種中高層住居専用地域
C棟 地上5階建(一部地下1階) 高さ 15m(最
高限高度地区(15m)) 計画建蔽率 59.83%(規制建蔽率 60%) 計画容積率 182.99%(規制容積率 200%) 用途地域 第一種中高層住居専用地域
建物はそれぞれ、8階建て33m、16階建て50mの計画で、周辺 には15mを超える建物は
無く、一挙に倍以上、3倍以上の高さを持つ建物
の建築計画が出てきました。 病院は5階までが病院床で、6〜8階が有料老人ホーム、マンション
の方はA、B、Cの3棟からなり、A棟の一部、高さ制限の無い道路沿いから
50mまでの第一種住居地域に16階、残りを5階建てとする計画です。 これら両者の建築計画に共通するのは、容積率の規定を使い道路から
50mの高さ制限の無い第一種住居地域に高い建築物を立てようとするところ
です。
ふれあい平塚ホスピタル建替え工事は、先に杏雲堂平塚病院から敷地
を取得して建築されていた3階建ての老人医療施設を買収し、今回の建築物と 渡り廊下で繋ぐことにより増築の扱いとし容積率を有効利用することで、8階
建てとしています。
また、(仮称)平塚袖ヶ浜計画新築工事では、A棟を高さ制限の無い
第一種住居地域(東道路より50mまで)と高さ規制が15mの第一種中高層 住居専用地域(道路より50m以西)に跨って建築し、第一種中高層住居専用
地域分の容積率を第一種住居地域に活用することで、道路沿いに 49.13 m、16階建を計画しています。
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